過ぎし19日の日曜日、快晴の中、昼下がりには34度の熱い日となり、
夕方のニュースでは、気象庁が『梅雨明け』ですょ、と報じていた。
そして今後は、猛暑日と称せられる35度以上暑さも予測されますので、
熱中症に対して充分な対策をとりましょう、と高温注意報も補足されていた。

我が家は家内と2人住まいで、過ぎし12日の日曜日の昼下がりまでは、
団扇(うちわ)、扇子(せんす)、そして扇風機で熱さに対処してきたが、
高齢者に多いとされている熱中症が怖くて、西陽が残る熱い中、簾(すだれ)を各部屋に設置し、
エアコンの冷気に享受してきた・・。
この後、連日30数度の熱い中、平素の買物専任者の私は、
いつものように独りでスーパー、専門店を歩いて往還したりしてきた。
そして熱いじゃないの、と何かと暑さに苦手な私は、ため息をしたりし、
人生は気合だ、と70歳の買物メール老ボーイの私を、叱咤激励してきた。
昨日は、二週間ぶりのスーパーに向かって歩いたりしている時、
まもなく木槿(ムクゲ)の花を見かけ、私は足を止めて見惚(みと)れた・・。

この後、道路の街路樹には、百日紅(ヒャクジッコウ)の花を観かけたり、
私は足を止めてしまった。

百日紅は多くの方より、猿滑り(サルスベリ)として慕(した)われている樹木の夏の花のひとつである。
私の住む地域では、平年ならば7月の中旬の頃から、秋にかけて長い期間に彩(いろど)い、
路線バスも走る大通りの歩道にも、街路樹として淡紅色、純白の花が彩(いろど)っている。
古人の人たちは、夏の季節に百日も咲き続けると称して、百日紅(ヒャクジッコウ)と命名した、
と私は何かの本で読んでいた。
遠い昔の60数年前の頃、私の生家にも百日紅(ヒャクジッコウ)の大きな樹木があり、
私の小学生の頃には、夏休みの時などは、木登りをしたりした。
父の妹の叔母達からは、
『猿(サル)も滑るくらい・・つるつるした樹だから・・気をつけるのよ・・』
とたびたび言われたした。
毎年、この淡い紅色の花が咲く頃、夏休みが近づいてきた、と思いながら、
夏休みの期間を見守り、初秋の台風が到来する頃まで咲いていた。
ここ数年、散策などでこの花に出逢うと、私は小学生の頃を思い馳せたりしている。

2004年の秋に定年退職を迎え、デジカメを記念品として夏に買い求め、
初めて撮った写真の一葉が、偶然にも百日紅(ヒャクジッコウ)の樹木を撮ったりした。
私の住む調布市では、市の花として、
この百日紅(ヒャクジッコウ)が指定され、淡紅色、純白の花が街路樹などで彩っている。
こうした時、暑い夏は何かと私は苦手であるが、
この淡紅色の花を眺めたりすると、思わず微笑(ほほえ)んだりすることが多い。
このようなことを思い浮かべたりして、歩いたりした。
そして、先ほど観た猿滑り(サルスベリ)の花が心の片隅に残影していた為か、
俳句の素養のない私でも、
さるすべり 夏空の中 友として
さるすべり 熱き日々の中 彩(いろど)りけり
さるすべり 夏空彩(いろど)る 簪(かんざし)かな
と拙(つたな)い句を詠(よ)んだりした。

帰路、暑さが増す中、汗が流れてきたので、ハンドタオルで汗をぬぐったりした後、
扇子を取り出して、扇(あお)ぎながら自宅に向かった。
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