夢逢人かりそめ草紙

日常のあふれる思いを心の発露として綴り・・。

我が故郷、徳富蘆花氏に尋ねれば・・。

梅雨の間の暑さの中、亡き作家・徳冨蘆花氏に思いを馳(は)せれば・・。

私は東京郊外の調布市に住む年金生活の5年生の身であるが、 いつものように日の出の4時半過ぎに起床し、 煎茶を冷やしていた冷茶を飲んだ後、新聞を読んだり、NHKのニュースを視聴し、 この間にも、主庭のテラスに下り立ち、樹木、草花を眺めながら、 …

我が故郷、亡き徳冨蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《19》

徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】に於いては、 千歳村・粕谷で田園生活の『美的百姓』をめざし過ごされている時、 日常のさりげない色彩について綴られている。 詩のそれぞれの色合いを綴られ、 かって敬愛するトルストイを訪ねた時、ロシアの大地、 或…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《18》

徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】に於いては、 初めて千歳村・粕谷に越した翌年の晩秋、 新嘗祭の祝日の時、二子多摩川に行楽をして帰宅後、 突然に見知らぬ若い夫婦の来訪し、戸惑いながら宿泊させたりするが、 この若き夫婦の物語である。 徳冨蘆花氏…

我が故郷、亡き徳冨蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《17》

徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】に於いては、 初めて千歳村・粕谷に越した年の春過ぎに、 近所のお方から方からポインタァ種の小犬を一疋を貰い、 愚な鈍な上、気弱な白い犬を『白(しろ)』と名付けて、 この後、一年半近く徳冨蘆花夫妻が飼われた・・…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《16》

徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】に於いては、 初めて千歳村・粕谷に住まわれ6年を迎える頃は、村人の慣習に馴染み、 鎮守八幡の集会、式典などに参加されている。 こうした中、雪の降る日中、ひとりの友人が来宅し、 宿泊した翌朝も雪が降る中、友人…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《15》

徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】に於いては、 初めて千歳村・粕谷に住まわれて、 村人の状況がわかるにつれて、今回は『腫物』と題して、 村人の一部の方に恥部のような実態を克明に綴られている・・。 毎回のことであるが、私が転記させて頂いている…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《14》

徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】に於いては、 初めて千歳村・粕谷に住まわれて、一年を過ごされた状況を、 『憶出のかず/\』と題し、氏自身の思いが克明に綴られている・・。 前回は、《草葉のささやき》と副題が付けられ、 『百草園』と題し、都心…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《13》

徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】に於いては、 初めて千歳村・粕谷に住まわれて、一年を過ごされた状況を、 『憶出のかず/\』と題し、氏自身の思いが克明に綴られている・・。 今回は、《草葉のささやき》と副題が付けられ、 この中の『百草園』と題…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《12》

徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】の前回に於いては、 初めて千歳村・粕谷に住まわれて、一年を過ごされた状況を、 『憶出のかず/\』と題し、氏自身の思いが克明に綴られている・・。 今回は、《草葉のささやき》と副題が付けられ、 この中の『二百円…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《11》

徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】の前回に於いては、 初めて千歳村・粕谷に住まわれて、一年を過ごされた状況を、 『憶出のかず/\』と題し、氏自身の思いが克明に綴られている・・。 前半の第二章まで掲載させて頂いたが、 今回のこの後半とした。 毎…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《10》

徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】に於いては、 これまでは『都落ちの手帳から』と副題され、『千歳村』ではじまり、 田園生活を始めるにあたって、色々な地を懸案した後、 千歳村・粕谷にし、引越しまで状況を氏自身の思い、そして心情を克明に描かれて…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《9》

前回は、徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】に於いては、 『都落ちの手帳から』と副題され、『千歳村』ではじまり、 田園生活を始めるにあたって、色々な地を懸案した後、 千歳村・粕谷にし、引越しまで状況を氏自身の思い、そして心情を克明に描かれてい…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《8》

前回は、徳富蘆花の著作の【みみずのたはこと】に於いては、 『都落ちの手帳から』と副題され、『千歳村』ではじまったが、 今回はこの続編である。 私が転記させて頂いている出典は、従来通り『青空文庫』によるが、 『青空文庫』の底本は岩波書店の岩波文…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《7》

徳富蘆花の【みみずのたはこと】に於いて、最初の『故人に』の第1章~第5章まで転載させて頂きながら、 私なりの思いも重ねて綴ったりしている。 この後の【みみずのたはこと】は、『都落ちの手帳から』と副題され、 『千歳村』ではじまる。 私が転記させ…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《6》

第6章 徳富蘆花の『みみずのたはこと』の前章の中於いて、 千歳村粕谷に住む子供たちを、 【・・ 雨にぬれて跣足(はだし)で(か)けあるき、 栗でも甘藷(いも)でも長蕪でも生でがり/\食って居る田舎の子供は、 眼から鼻にぬける様な怜悧ではないかも…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《5》

第5章 徳富蘆花の『みみずのたはこと』に於いて、最初の『故人』の第一章~第三章まで転載させてきましたが、 氏自身は、この『みみずのたはこと』の最後に『読者に』の第一章で、 【・・ 私は九州肥後の葦北(あしきた)郡水俣(みなまた)という海村に生…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《4》

第四章 徳富蘆花は、明治40年より死去するまでの20年間、 幾多の本などで氏の略歴に明記されている通り、 都心の青山高樹町より脱れて、田園生活を求め府下・千歳村粕谷356番地に移り、 『美的百姓』になろう、と記されている。 こうした生活を6年ば…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《3》

第3章 前章に続き、徳富蘆花の軌跡を『新潮 日本文学小辞典』(新潮社)に於ける 執筆者・文芸評論家・荒 正人の綴りを転記する。 【・・ 蘆花は、明治27年5月5日、赤坂氷川町の両親の家で、 原田愛子(本名、藍子)と結婚式をあげた。 原田家は、熊本県隈…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《2》

第2章 私の読書歴は遅ればせながら高校時代からで、新潮文庫を中核に濫読していた。 私は東京オリンピックが開催された後に、 確か中央公論社が創業80周年を記念して出版した『日本の文学』の全80巻を次兄が購入していたので、 明治から昭和の時代まで…

我が故郷、亡き徳富蘆花氏に尋(たず)ねれば・・。 《1》

第1章 私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であるが、 昭和19年9月に今住んでいる近くの実家で、 農家の三男坊として生を受けた。 私はこのサイトに於いては、私の幼年期から昨今まで、数多く綴ったりしているが ここ数年、私の生まれ…